Thursday, January 21, 2010

にがおえ

私は似顔絵に描きにくい顔らしい。有料で何回か描いていただいた事がある。はりすなおさんに描いていただいたことも、なぜかある。もちろん有料でだ。
はりすなお(漢字がわからない)さんの方はだいぶ小さい頃なので、似ていたのかさえよくわからなかったのだが、その後、無名の画家に描いてもらったものは、親しい友人や家族に見せても「うーん・・・・・・」と言われる出来栄えだった。私も「うーん・・・・・・」と思ったもの。

一度、似顔絵描きの人に、描き終わって代金支払い時に聞いてみたこともある。「私の顔って描きやすかったですか?」と。
「正直むずかしかったです」と言われた。知人にも描きにくいと言われたことがある。
私は上顎が出ていて噛み合わせが悪いので、そこを誇張すればいくらかましだろう。しかし、似顔絵はふつう、正面から見た顔を描く。厄介さ、その1。

その2は、顔面に反映されている内面的要素の希薄さだと思う。似顔絵に描きやすい顔の人は、顔立ちもあるだろうけれど、その気質が表情に現れやるいのだろう。
明るい人なら、どこかに少し明るさを取り入れ(たとえば口角を上げぎみに描くとか)、優しそうな人なら実際より表情のやわらかさを誇張したりするのだろう。
いじっても差しつかえのなさそうな、ノリの良い人には欠点を誇張してもいい。だいたい、似顔絵を描いてもらおうなんて人間はよっぽどのナルシストでもないかぎり、一人でいる事は少ないのではないだろうか。友人同士やカップルで、どちらか一方が描いてもらい、もう一方が見物している事が、私の知っている限りでは多い。

が、私ははりすなおさんを除いては、1人でいる時に描いてもらった。そして、私はノリが悪い。表情も豊かではない。口調も事務的だ。
そんな奴はどちらかと言うと似顔絵など描かれたくないんじゃないか?画家は「なんだ、この人は」と思い、扱いに困る。ノリが悪い人間は誇張しづらいし、さっきも言ったように、私は横顔の方が誇張しやすい顔立ちだ。
仕方がないから絵描きは、実際よりも控え目に、当たりさわりのない顔に描く。だから似ていない。

しかし私は全身ならば描きやすい。長髪で黒っぽい服にして、サングラスをかけさせる。女にしては骨太だし、男にしてはひょろっとしている。
顔は小さくないが、頭は小さい。首がやや前に出ていて、ぼけっとっした感じだ。
見ようによっては性別と国籍がよくわからない。試しに今ささっと描いてみたが、すぐ描けたもん。
指先にしまりがないというか、落ち着きがないところもポイントだ。

自分の似顔絵を描くって面白い。暇な方はぜひお試しください。

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