Thursday, January 21, 2010

和洋折衷

和洋折衷映画ってのが私は大好物である。

世界観が奇妙というか勘違い炸裂というか、そっちのほうが観ていてぞくぞくする。

最近借りてきたのは『ラーメン・ガール』とかいう映画で、西田敏行さんのハリウッドデビュー作(!)らしい。
あれは大役だよ。

ひとつひとつの材料はたいしたことないんだけれど、それらが合わさると、なんとまあ独特なんだろうか。まさにラーメン!!!

日本在住のそれほどダサくはない女の子が、失恋した日に偶然食べたラーメン、それからラーメン屋の人々のあたたかさにすっかり心を奪われて、「いつか自分のラーメンが作りたい」と決意し、厳しい修行をつみ、精進してゆく話だ。
簡単に言うと。

しかし、そんな簡単にこの作品の魅力は語れない。秀作ですよ、こいつは。

まずは青春ドラマかリアリティ番組でブレイクしたお騒がせセレブ主演のB級コメディ的な、親しみやすいファッショナブルさににやにやし、そいうった作品につきもののハンチングをかぶった小太りのゲイの友人に安心しつつ、スポ根漫画的な根性、人情に歯がゆさを覚え……。

ものすごく満足した。観てよかった。

しかし、西田敏行さん演じる師匠、つまりラーメン屋のおやじの頑固さがたまらなく鼻についた。
なんでわざわざどなる?

私も人当たりのいいほうではないから、ああいった登場人物を見ているとたまらなく自分が嫌になる。
口調というが声色というかが、いちいち怒っているような人間っているよな。こちらが金をはらってその

人と接している場合、なおさら頭にくる。
店員、タクシーの運転手、いろいろいるよな。

同じ映画の登場人物だったら『ブレードランナー』に出てくる食堂のおやじがそうだ。
何だか忘れてしまったが、食べ物をいくつか注文して「一つ(あるいは二つ)で十分ですよ!」となぜだか彼は怒る。

あの言い方があまりにも実在しそうで、私は別にハリソン・フォードとは何の面識もないのに、心から「こいつうううう」とはらわたが煮えくり返りそうになる。

あの作品について語る人はとてもとても多いが、あのおやじについては誰も語らない。

なぜだろう?

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