Thursday, January 21, 2010

英会話

昨日から英会話教室に通い始めた。本当に笑っちゃうような話だが、マル子が花輪クンに教わった程度の英語を習ってきた。先生はアメリカ人でもイギリス人でもなくポルトガル人なのだが、人に話すと「だまされている」なんて言われてしまう。そんなことないと私は思っているのだけれどな。入会金だってかからなかったし、教材だって買わされていないし。しかし私はだまされにくいほうでは決してないので、断言はできない。思っているだけなのだ。まさしく。

騙されているうんぬんはひとまず置いておいて、先生は授業の途中で「遊び」を入れるのだが、その遊びというのが何とも言い難いものなのだ。

自分からは喋れないが相手の言っていることはだいたいわかっているので(その程度の会話しかしていないので)受け答えにとっても困った。

だって、考えてもみてほしい。いきなり「こうしましょう。たとえば、今からあなたはヒカリ・ウタダです」と言われる。ヒカリ・ウタダの住所や職業は勝手に決めていいみたいだ。

私がまごついているのにも構わず先生は「what's your nome?]と満面の笑み。
もたもたしていたら「やりなおしましょう」と言われ再び「what's your name?]
仕方なく私は、ご丁寧に彼女のおっしゃる通りに「マイネームイズヒカリ・ウタダ」と言った。堅気の名前じゃない。一作品だけ出してすぐ改名したAV女優のよう。まあ、実際堅気じゃないし、いいのだけれどね。

そしてそれから約五分、私はヒカリ・ウタダとして生きた。彼女は中野区に住んでいて、生まれはイングランドで、電話番号は0120-555-555だ。0120-333-906にしようかとも思ったがやめにしておいた。

先生は熱心にメモをとり、オーバーなリアクションをかえしてきた。私はふっきれないままヒカリ・ウタダでいたが、内心「もうこりごりだ」と思った。早く通常の授業に戻してほしかった。
やっとヒカリ・ウタダでいる義務から解放された時はつっかえがとれたみたいにすっきり爽快だった。

来週は誰の役をやらされるのだろう。アユミ・ヤマザキか、タクロー・アソウか、ヒデオ・マツイか。

授業内容は非常にわかりやすく、ポルトガル人の講師もサポートしてくださる日本人スタッフの方も優しい。それは良いのだが、「遊び」はしつこいようだがこりごりです。

なんて言いながらも、アユミやタクローやヒデオのプロフィールをヒカリ・ウタダとの時よりさらにつっこんで訊かれるだろうと、心の半分では構えている。
だが、それも無駄なことかもな。私は自分で断れるようになるまで、彼女の前でヒカリ・ウタダとを演じ続けなくてはならないのかもしれない。それが彼女なりの、もしくはスクールなりのスパルタ教育である可能性だって十二分に考えられるのだから。

3 comments:

  1. 先生の国籍が何であろうと、英語で話す環境にいることが大切ですよね。普段話している日本語以外では、自身を演じきらなくては、なかなか話せないです。「マイ・ネーム・イズ」なんて、日本人同士では恥ずかしくて言えないです。。。

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