Thursday, January 21, 2010

呪いのファーコート

L.Aで当初の予想よりも買い物をしてきた。値段は下回ったが、量は上回った。靴なんて、「あんた大丈夫?」って値段で売っていた。ちょうどセール期間中だったのだ。特にバーニーズ・ニューヨークとフレッド・シーガルが恐ろしく安くてただただびっくり。以前から欲しかったステラ・マッカートニーのニーハイブーツが日本の5分の1以下の値段で買えた。別にポール・マッカートニーのファンではありません。あしからず。

画像はバーニーズ・ニューヨーク。クロエにクリスチャン・ルブタン・マノロ・ブラニクにセルジオ・ロッシ、マルニにジュゼッぺ・ザノッティ。みーんな300ドルするかしないか。売り場は散らかり放題。お客は裸足でうろうろ。見てください、この散らかりぶり。私の家並みだ。散乱しているものが高級ブランド品とは思えん。

ミンクだかセーブルだかのコートも買ってしまった。といっても30年以上前の古着で200ドルちょいなのだけれど。今年はコートが買えなさそうだったので、いい買い物をしたわ。
獣臭いのが難点だけれど、この値段なら文句も言えまい。

あ、もう1つ難点があった。何と言うか、怨念がこもっていそうなんだよなあ。犠牲になった動物のもそうなのだが、このコートの場合、前に着ていた人の影がすごく濃いのだ。
ネームが刺繍されているので判明したのだが、以前の持ち主はどうやらヴィクトリアさんらしい(フルネームがあるのだが読めない)。おそらく身長は私と同じくらいでもう少し太め。つまりわりとデブ。
こだわりの強い性格らしく、内ポケットの手を入れる部分の形がヴィクトリアのⅤになっているのだ。血液などは付着していないのだが、それでも歴史を感じる裏地の模様や飾りポケットなどが、ヴィクトリアの波乱万丈そうな(勝手に決めている)人生を、最後まで見届けたのか?などといろいろ想像してしまう。

手放した経緯も気になるところだ。死か?あげたのか?売りに出したのか?
セーブル、ミンク、いずれにしても値段が安すぎたので何かしらいわくがついていそうだ。私の想像では、若い頃はきれいだった未亡人ヴィクトリア(イギリス人、当時30代後半)は旅先である芸術家志望の若い男性(できればフランス人)に恋をして、ずるずるとした仲になるが、男性に婚約者がいることを知り、ホテルの部屋で彼を殺し、自らも命を絶った。ソファの上でこのコートとシャンパン・グラスは全てを見ていたのだ。

それ以来これを手にした女は次々と不可解な死をとげる。ある者は難病にかかり、ある者は事故に、ある者は他殺される。私は階段から落ちる気がするなあ。

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