Tuesday, February 23, 2010

それでも花を贈りたい人へ


画像はロサンゼルスのものです。




どうでもいいことのようだが、男女間の意見の食い違いというものは案外深刻だ。互いに良かれと思ってしていることでも裏目に出たりするものだ。「違うんだよ」と思っていても口に出せなかったりするから余計ややこしいことになってしまう。

たまには私も、ある程度の数の女性が思っているに違いない意見を、他の人たちのかわりに述べてみようと思う。

男性の大多数は、女性というものは花を贈られると喜ぶと思いこんでいるようだが、正直な話、そんなこともないのだ。

これまで花を贈ってくださった方には申し訳ない。しかし、私は花束をもらうたびにたまらなく残念な気持ちになる。

だってそうだろう。花束ってものは決して安い買い物じゃない。二千円とか三千円、下手したら五千円はする。

ああ、もしもそれが同じ金額の図書カードだったら!

これほど残念なことがあるだろうか。

花を贈られて嬉しくない理由はいくらでも挙げられる。

まず私は花粉症がひどい。花束だなんて、見ているだけでもくしゃみを連発し、鼻水がだらだらたれてきそうになる。キク科の花(たとえばマーガレットなんか)が入っている花束なんてもらった日には、もしかして遠回しな嫌がらせなのか?と勘繰ってしまいそうにさえなる。

第二にうちには花瓶がない。当然だろう。先にも述べたように花粉症のある私が花を飾る生活を好むわけがないのだから。わざわざそんなもの買わない。

第三に花ってやつは面倒くさい。

変なラッピングを外して、ペットボトルを切って花瓶を作り、水を入れ、花を切り、倒れないように固定する。これだけやり終えるまでに、手が汚れるし、青臭くなるし、下手したら怪我をする。

それほど苦労してできあがった代物といったら――貧乏くさいことこの上ないのだから(まあ、ペットボトルだしな)。

仕方なく部屋に置いておくのだが、視界に入るたびに「なんだかなあ」と思わずにはいられない。

花は捨てるのも面倒だ。

私はわりとゴミを出すのが好きなほうなのだが、それは生ゴミでない場合に限る。生ゴミは腐る。腐れば臭い。虫だってわくかもしれない。散らかった部屋は居心地がいいが、不潔な部屋にいるのは耐えられない。

そして、これが一番辛いのだが、花束は持ちかえるのが面倒くさい。

花を贈る人は、相手がどうやって持ちかえるのか、考えたことがあるのだろうか?きっと考えないんだろうな。考えていたらそもそも贈りはしないだろう。

女性に花を贈りがちな男性に申し上げます。

あのですね、一般人の交通手段で一番多いものが何だかわかりますか?タクシーじゃありませんよね。電車ですよね。

電車に花束を持って乗るというのがどういうことだかわかるだろうか?

花粉症の人に申し訳ない気持ちでいっぱいで、満員電車で「邪魔だな」って顔をされ、おまけに変なふうに悪目立ちする。花束を持っているということは、何かしらめでたいことがあったということだ。

周囲の目はこう言っている。

あんたさあ、そんなにめでたいことがあった日だというのにどうして電車で帰っているのさ。貧乏くさいなあ。そんなじゃまくさい花束なんかもっているんだから車で帰れ!
タクシー代もないのか?車に乗せてくれる友達もいないのか?

花束を持って乗る電車は肩身が狭い。

男性諸君。女性に花を贈る時は、こういった苦労を一緒に贈っていることをどうかわかってほしい。

それでも花を贈りたい場合は、帰りの交通手段を手配してあげるのを忘れないでほしい。

私と違って、花をもらうと心から嬉しい、という女性も中にはいるかもしれないが、花を持って帰るのが嬉しい女性なんて、間違いなくいないのだから。

9 comments:

  1. ん~、今回は杏里さんの意見にしては、
    ずいぶんまともだなぁ~と思ってしまいました(苦笑)

    確かに、言われてみると花は貰った方は、とても嬉しいのかどうか、考えたこともなかったです。

    花を贈るという行為は、一般的なんだけれど
    それが迷惑だとは、言いにくい行為ですよね。
    その行為自体が美化されているような気もします。

    HN 敦


    でも、花より図書カードがいいっていうのは
    杏里さんらしいですね。
    杏里さんのお茶目な部分でもあります。

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  2. 杏里さん、こんばんみ~。
    杏里さんの意見、もっともだと思いますが・・・

    >花を持って帰るのが嬉しい女性なんて、間違いなくいないのだから。

    僕も、花を持って帰るのって大変だとは思うのですが、
    お葬式が終わって、悲しい中でも、
    飾ってあった花を我先にと・・・
    しかも嬉しそうにニコニコしながら、
    「きれいねぇ~」と話しながら帰る女性もよく見ます。

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  3. 前々から、女性は花を貰ってなにがうれしいんだろうと思っていたから、杏里さんみたいな女性もいると思うと安心しました。ひょっとしたら、花をもらってもうれしくない女性は結構いるんじゃなかろうか。

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  4. なるほど そうだよねぇ~
    花より団子ですね

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  5. まぁ男女というより花の好きずきでしょうね。
    花一輪とか、極小の鉢植えなら嬉しいかも。

    あのゴツい花束は、面倒ですよね、雑多なセレクトだし。
    あと、切り花って、残酷な感じがしてあまり好きでは無いです。

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  6. 確かに花なんていらないよね
    最初の一回くらいはうれしいかもしれないけど。


    「結婚指輪なんて本読むときに邪魔よ!本の端に指輪が当たって読みずらいじゃない!!全部図書券にして!!」
    こんな光景を想像してしまいました。

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  7. 久しぶりの書き込みです。

    フラワーボックスだとこういう思いをしないので
    結構喜ばれましたよ。家に持ち帰ったら花を風呂に
    浮かべても楽しめるので、二度おいしいとのことです。

    フォーですが、蒲田のベトナム食材店に豊富に
    あります。こちらの方のブログをご参照ください。
    http://nori883.jugem.jp/?eid=184

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  8. こんにちわ。

    花を贈るというのは花が欲しいだろうと思って贈る訳ではないと思います。。花を贈るというのは心や気持ちを伝えるために贈るのではないでしょうか?例えば冠婚葬祭や大会で優勝した人とかにも贈ります(相手がおやじだろうと)。事故現場に置いたりとか(死人にも)お店の新規オープンにも贈られたりとか・・・。これは本当に相手が欲しがっているから贈る訳ではないんじゃないでしょうか?

    たぶん。花を贈るというのは愛情や友情を形にしているのです!昔から、そして世界中で一般的に使われる表現方法のひとつです。花を貰って迷惑だと感じるのは感謝されたり愛されたりするのが迷惑ってことになりますよ。。。

    一人が好きならそれでもいいですが今後は有難く貰いつつも理由を説明して次回から図書券にしてもらいましょう。。。

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