Friday, February 5, 2010

 ガイドブック




香港で買ってきたものの中で、一番役に立たなそうで、けれども一番面白いものは、間違いなくこの中国語版東京ガイドブックだ。


ガイドブックなのだから、地元の人間は行かないような場所がクローズアップされていて当たり前だと思う。しかし、地元の人間だってよく利用するが、おすすめかって言われたら首をかしげてしまいそうな所もこの本には多数登場していて、何とも複雑な気持ちになる。


ラフォーレはいい。キディランドはいい。まんだらけやヨドバシカメラもいい。中野ブロードウェイだっていい。東京タワーなんて、もう全然OKだ。


乙女ロードやコクミンやジャニーズショップ、アントニオ猪木酒場なんかは、よくそこまで調べたね、と拍手したくなるくらいだ。


でもでも、食い物やに関してはあまりにも…こんなこと言いたくないけれど、もっといいところはいくらでもあると思うのだけれどなあ。


だって、1ページ使って松屋だよ。半ページ以上使ってすき屋だよ。オリジン弁当だよ、魚民だよ、かに道楽だよ。


それもわざわざ新宿のページに松屋とかすき屋とかさ。どこにでもあるのに。


私は牛丼もオリジン弁当も大好きだ。独特のあの味を、時々無性に食べたくなる。安いことも気軽に入れることも、あちこちにあるのも素晴らしいことだと思う。なくなったら困る。


一生牛丼を食べられないよりは、一生セックスができないほうがずっといい。


しかし、外国人に「新宿で渋谷で、選りすぐった店です」とは言えないだろう。


特別美味しくないんだもの。それに日本人の私から見ればあまりにもお気軽すぎて。


外国人にはめずらしいかもしれない。大衆的で気取らないからこそ、その国の文化がダイレクトに伝わってくるのかもしれない。


けれど、あれらの味だけで「日本で食べる和食ってたいして美味しくないじゃん」って思われたら悲しい(私が香港でそう思ったみたいに)。


このガイドブックのおかげで、よ〜く学べました。ガイドブックに載っている食い物屋の味を信用してはいけません。感づいていたことだが、これではっきりしました。


そもそもガイドブックは、私が旅行に求めるものを叶えちゃくれない。


日本でもできることをわざわざやって、世界は広くて、でも案外似通っているってことを実感するのが旅行の醍醐味だと思う人間は、行き当たりばったりで行動するほうがいいのかもしれない。


それはそうと、サンリオピューロランドが6ページに渡って特集されていたのには正直びっくりした。キティちゃんに凄みと貫禄を感じてしまった。さすがです。


もうひとつ。


どの国のガイドブックにもアウトレットって載っているのね……。なんだかなあ。


4 comments:

  1. 若いうちに色々旅するのはいいね
    ところで杏里さんは朝青龍はどう思ってるのかな?
    興味なさそう^^

    ReplyDelete
  2. 視点が独自すぎて、日本側から見たら残念な感じになっているのが
    どうにも妙な味わい深さを醸し出しておりますね。

    台湾辺りも、日本の雑誌のまんまパクりみたいな雑誌とか、
    妙な「東京はクールだぜ」的ガイドブックが売られていて
    楽しかったなあ。

    ReplyDelete
  3. 杏里さん、続けてこんばんみ~。
    外国で出てる日本のガイドブックを見るってのも面白いですね。
    そこらへんに気づく杏里さんの視点ってやっぱり鋭い。
    自分も、次回どこか海外に行ったときは見てみます。
    それにしても、中国圏ではキティちゃんは最高に人気のキャラのようですね。
    確か、台湾とかはキティちゃんカフェとかもあったような・・・

    ReplyDelete