Wednesday, July 28, 2010

画像とは関係ないのですが……










ある特定の日に浴衣姿の女の子を見ると、「なんて偉いんだろう」とつくづく感心してしまう。
このくそ熱いのに、鼻がてかろうがかまわずに、うなじの汗はアクセサリーよとも言わんばかり人々の情緒にうったえかけるような格好をして殺風景な駅構内なんかを華々しくするサービス精神に、あんなにも動きにくそうなもので電車に乗ったりできる行動力に、そしてこれから花火大会に行くという事実に。

嫌みを言っているわけではなく本当に感心しているのだ。

去年は私にとってチャレンジの年だったので、花火大会にも二度ほど行った。むろんそんなことはこれまでなかった。

目新しいものを見るのはそれなりに新鮮だったし、どれも大差ない(といっちゃあ職人に失礼というものだが)アフロヘアを筆頭にいちいち凝った名前がついていることが面白かった。真剣にあの名前を考えたのか?と思うとぞくぞくしたものだ。

それはちょっとした日本観光だった。自分が人間としてすごくまっとうなことをしているようで嬉しかった。

見た場所がよかったのかもしれない。運のいいことに二回ともそれほど人でごった返していない食べ物屋で見ることができたのだから。

しかし、そこに行き着くまでは恐怖のあまりに吐き気がした。なんという人の多さだろう!この誰もが花火を見るために集まっているのだ。

とくにどこかに座れるわけでもなく、ただ見たい、なにがなんでも見たい、という体力のある人たちが大半なのだろう。もしも自分もそうやって見ないといけないとしたら、道ばただとか河原だとか、そういう場所から見るとしたら。

ああ!恐ろしい!

そしてカップルの多いこと!勇敢なる女性陣は先ほども申し上げた通り、その有り余るサービス精神などから着慣れぬ浴衣を着ているものだがら、歩くのが遅いのなんのって。

「普段は洋風の生活だからな。今日くらいは和風でいなければ」とでも思っているのかもしれないが、人の多いところではもっと動きやすい格好をしたほうがずっと楽しめるだろうに。

それか、会場の近くだとかで浴衣に着替えるわけにはいかなかったのか?駅のトイレではそこまでびっっちり着付けができないかもしれないが、浴衣で移動する労力を惜しまないのなら、たいていの場所で着付けをできるように練習することも惜しまないのではないか?彼女たちならできる。きっとできる。

某ロック歌手のコンサート開催日は、会場近くのコインロッカーが、ごく普通の会社員の着る地味なスーツで埋まるそうだ。みんな白いスーツに着替えるのだとか。

そこまでやってくれたら心底尊敬するのに。

余計なお世話かもしれないけれどさ。




感心する、などと言っておきながら虫が好かなかったのね。私ったら。

まあ、それはともかくとして、打ち上げ花火もいいけれど、私としてはみんなにもっと地味な花火を楽しんでほしいものだ。コンビニで売っている花火セットに入っているようなものをさ。

手で持つオーソドックスな花火でアスファルトに卑猥なことを書いたり、ヘビ花火(うんこ花火とも呼ばれているが)を「ばかばかしいものを考えついたなあ」とあざ笑いながらも、内心ものすごく面白がって眺めてみたり。

一度に数本火をつけて、ふぐ刺しを何枚か一気に食べるようなささやかな贅沢を楽しんだり。

こういう地味な花火には容易に人を誘えない。たいていの人が嫌がるに決まっている。

でも、怪しい事このうえないが、一人で近所の目を盗んでやるのが楽しかったりもするんだよな。

4 comments:

  1. 杏里さん、こんばんみ~。
    今回も写真が素敵ですねぇ~。
    まるでプロのカメラマンが撮ったみたいですね。
    それはさておき、我が家の近くでも、
    もうすぐかなり大きな花火大会がありますが、
    自分もやはり人手の多さが苦手で、
    あまりまともに見たことがありません。
    よく見えるように早めに家を出れば、
    人込みで帰りが遅くなってしまうし、
    早く帰れるよう遅めに出ると、
    下手すると見れなかったり。(笑)

    >一度に数本火をつけて、ふぐ刺しを何枚か一気に食べるようなささやかな贅沢を楽しんだり。

    杏里さんらしい面白い表現ですね。
    我が家はふぐの本場に近いので、
    年に何度かは、ささやかな贅沢を楽しませていただいてます。(笑)

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  2. スナップ写真いいですねえ!

    なんていうカメラで撮ってるんでしょうか?

    セルフというのも すごくいいなあと思います!

    分厚い写真集なんかにして欲しいです。。

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  3. ニューヨークには行ったことがありません。
    ものめずらしげに見ています。
    俺が行ったら、おのぼりさんになるね、きっと。
    東京でも珍しく思った田舎者ですから。
    最近、旅してないな~。地元出る機会なし。
    このまま、うずもれちゃうのかな?

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