Thursday, September 9, 2010

反抗期



どちらかと言えば、私は寝起きのいいほうだ。でも時々その寝起きの良さがちょっと尋常ではないことがある。そんな時は、睡眠の世界から戻ってきてからわずか数秒でベッドから起き上がり、きびきびと行動し始める。

まず何をするかというと、枕元の水で乾いた喉を潤し、外国産のとんでもなく甘いチョコレートを食べる。

それから、何かを読んだり、パソコンを起動させたりする。携帯の着信履歴は家を出るぎりぎりまで見ない(知人よ、連絡が取りづらくて申し訳ない)。

一時間もするとトイレに行きたくなる。

やっぱり何かを読みながら用を足していると、突然目覚まし時計が鳴り出す。ちっ、と思わず舌打ちする。予定より一時間ほど早く起きてしまったせいだ。私というやつはどうして起きてすぐ止めてこなかったんだろう?

そんな風に自分を呪いつつも、目覚まし時計にはもっとずっと腹を立てている。

忘れた頃に鳴り出すなんて、嫌がらせとしか思えない。

「ぴぴぴ、ぴぴぴ」何だよ、数百円のくせに。ぴぴぴ、としか鳴らないくせに。悔しかったら音楽の一つでも流してみろよ。へんっ、どうせ無理だろう。「ぴぴぴ、ぴぴぴ」ああ、しつこいやつめ。絶対に出てやるもんか。

目覚まし時計にはなんとなく反抗したくなるのだ。

向こうも向こうで私に喧嘩を売ってくる。どんどん音が大きくなるのだ。あれには本当にいらいらさせられる。

「さっさと止めろよ。ぴぴぴぴぴぴ言ってるのも疲れるんだよ」

うるさい、うるさい!

だいたいトイレにいる時をわざわざ選んで鳴り始めるなんて、いったいどういう神経をしているのだ。なんでもっと近くにいる時に鳴らない?やっぱり私にストレスを与えたいのか?

ああそうか、きっと悔しいんだ。あいつの助けを借りないで私が起きたものだから。

よっぽど自分で起こしたかったんだろうな。あいつにはそれしか仕事がないんだもんな。

なんだかちょっと可哀想になってくる。そうだよな。ただ働きたいだけなんだなあ。人の役に立ちたいだけなんだな。

……可愛いやつめ。

もうこのあたりで許してやるか。二、三分も無視し続ければ十分じゃないか。


いつもそんな風に許してやるものだから、今の所まだ隣近所から苦情は来ていない。

もうちょっといじめてやりたくて、いつか鳴ったまま三十分くらい放置できたらと思っている。今は叶わぬ夢なんだけれどさ。

もっと広いところに住む日が来たら実行してみるかな。

4 comments:

  1. 夜中に目覚めて、すぐいろいろ活動出来たりします。
    なぜだろう、と考えたところ、夢が「映像」「イメージ」では
    無く「言葉/文章」で夢を見ている時がそうだと気付きました。

    杏里さんも言語化された夢を見ていません?

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  2. 杏里さん、おっはです~!
    杏里さんの目覚まし時計は、放っておくとずっと鳴り続けるのですか?
    僕の目覚まし時計は、音が大きくなりながら1分間鳴って、
    その間止めなければ、5分後にもう1回だけなります。
    しかし、そんなことよりも、
    あまり時計を枕元に近いところに置いておくと、
    自分で止めたのに気付かずにまた寝てしまって、
    あとで慌てて起きてしまうことが何度かあったので、
    なるべく手を伸ばしただけでは届かない場所にわざと置いてます。
    それはさておき、今回の画像は・・・
    セ、セ、セクシー過ぎますね。
    杏里さんの魅力がもの凄く伝わってきます。
    では、そろそろ仕事に行ってきます。

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  3. このブログの目覚まし君との絡み痺れたな~。面白いな~。杏里チックだな~。
    ちなみに私はプーなってから目覚まし君と絶交中です。
    そろそろ仲直りしなくては・・・・

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