Saturday, April 9, 2011

また肉の話












震災後、馬鹿みたいに食べてしまっている。危機感を感じると気力がなくなる人もるらしいが、欲望が増す人もいる。性欲が高まり、妙にムラムラする、というのが最もオーソドックスなパターンかもしれない。

しかし、私の場合はどうやら食欲が増すらしい。それも、とんでもないくらいに。
お店も早く閉まってしまうし、読書に集中しようにも、文字を見つめていると、余震で酔ってしまうしで、食べるくらいしかやりようがなかった。

そこで私の胃袋は大きく膨れ上がってしまったのだ。

当然体重も増えた。恐ろしくて計っていないが、ダイエットは完全にリバウンドしてしまった。

このままじゃまずい。確かに、いつ食べられなくなるかなんてわかったもんじゃないが、太ってしまって、震災後の不景気で仕事に影響が出たら元も子もない。

そう思って、美味しいものだけダイエットを再開することにした。

極端に低カロリーのダイエット食品以外には、少しでもまずいと思うものは一切口にしないダイエット。美味しいもの以外には何も食べないということは、つまり自然と食べる量が少なくなる。一食あたりのカロリーが増えてしまうが、それは大した問題ではない。一食あたりのカロリーなんて、たかが知れている。
問題は何を食べるかだ。
美味しいものを食べなくてはならない。美味しいものといえば、私にとっては何と言っても肉である。

となると、ダイエット中はかえって焼肉率が増えるのは自然なこと。

最近のヒットは、松陰神社前にある『牛和』という店だ。焼肉激戦区の駒沢からも近い立地だ。という店だ。


ここの「しんしん」が、もーうとにかく絶品なのだ。あの感触は他では味わえない。

もちっとやわらかく、それほどしつこくないけれど、こくがあり、食べごたえもある。

マニアックな話になってしまうが、『のび太の日本誕生』の宴会シーンで、ジャイアンたちが絶賛する、ピンクっぽい色をした肉。しずかちゃんやのび太は遠慮していたが、私はずっと憧れていた。そして、勝手に味を思い描いていた。

過去に何度も、「もしかするとこれがあれなのかも!」と、色々な肉を食べてきた。「しんしん」よりもっと珍しいものも、ずっと高いものも食べてきた、だが、夢見ていた味には出会えなかった。

まさか今になって出会ってしまうなんて思ってもみなかった。

形こそ違うが、「しんしん」は、あのピンクっぽい肉そのものだった。

『牛和』は他の肉も美味しかった。ネギをたっぷりのせて食べるホルモンを頬張る至福の一時は、この店ならではである。

最近は、独特の雰囲気が面白い、立ち飲み焼肉屋にも行ってきた。

他にも行きたい店はいくらでもある。

焼肉を食べた日の夜はこんにゃくしか食べてはいけない。

それがちょっと辛いが、やっぱり肉のおいしさにはかなわない。

いくら美味しいものを食べているとはいえ、ダイエットにはやはり我慢がつきもののようだ。

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