Sunday, October 9, 2011

HEADLESS





最近アートづいている。旅行に行くと自然にそうなるものだ。

ベネツィア・ビエンナーレなどの大型イベント、パラッツォ・グラッシやプンタ・デラ・ドガーナなどの有名はもちろん最高だった!

ミラノのセレクトショップ「10 Corso Como」にあるギャラリーも良かった。

しかし!日本のギャラリーだって負けてはいない。

先日も、MASAKOさんという若手女性アーティストの個展に行ってきたのだが、これがまた見応えたっぷりで、無性に興奮してしまったものだ。

好みは人それぞれだが、私の好みはちょっと不気味だったりグロテスクだったりするテイストだ。自然とそういうものに惹かれてしまう。

MASAKOさんの作風はまさしくそんな私のツボだった。

ああ、この色使い!ストーリーを考えずにはいられない絵に、人が夢中になるのは当然のこと。『最後の晩餐』然り、『叫び』然り。

彼女の作品の前で私がどれだけ想像を巡らせたかといったら!

全体に漂う無国籍さもまたいいのだ。そして何より、いい意味での古くささが。

個人的すぎる意見で申し訳ないが、第二次大戦以降に書かれた作品たちとはどうしても思えないのだ。

今にも大戦が忍び寄って来そうなきなくさい雰囲気にぞくぞくする。

何も起こっていない絵でも、何かが起きそうだと予感してしまう。

ちょうど、ホラー映画を観ていて、何気ない場面に突如として流れ出すおどろおどろしい音楽がにも似ている。それも、トーキーではなく、サイレント映画のイメージだ。

こんな風に考え出すときりがないが、この楽しさを味わえる作品にはなかなか出会えないものだ。

びっくりさせられるのが、MASAKOさんはまだ若干二十四歳のうら若き女性だということ。

写真をご覧いただきたい。宮崎あおいさん風の可愛らしさではないか。

これには本当に驚いた。

まあ、そんなことは抜きにしても魅力的な絵であることに変わりはない。

そうそう、この個展ではインテリア等の演出も作者自身によって行われているのだ。


ランドセルやマットレス、トルソーなどが作業台の下に。

これまた想像力をかき立てられる!

そんな彼女の作品が、この度電子アプリになったというのだ。
私が行って来たのは、それを記念した個展だったのだ。

アナログとデジタルの融合。そう言ってしまうと、世にありふれているように思えるが、今回のような試みには未だかつてお目にかかったことがない。それが現物を見た感想である。

うまく言い表せないので、ご自身の目で確かめていただきたい。





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