Wednesday, November 30, 2011

やぎとベーブ・ルースの謎


寝不足でカフェインばかり流し込んでいるせいで、胃が荒れてしょうがない。

ちゃんと眠れればいいのだが、私の性格の場合そうはいかない。

以前からさんざん言っているのだが、とにかくくだらないことばかり考えてしまってだめなのだ。

歌詞について疑問に思ってしまうともうおしまいだ。次の日はカフェイン中毒覚悟である。

『悲しい色やね』のメロディが突然浮かんできた時も困った。メロディが浮かんでくるということは、同時に歌詞も浮かんでくるということなのだから。

HOLD ME TIGHT大阪ベイブルース 俺のこと好きか あんた聞くけど」
という歌詞なのだが、この「ベイブルース」の部分がくせものだった・

普通に考えたら大阪湾付近で繰り広げられている悲しい愛の出来事という意味なのだろう。

だが、ベーブ・ルース(歌を聴く限りでは、ベイブルースなのかベーブ・ルースなのか判別できないのだ)という野球選手も、それはそれで実在していて、彼のこと言っているのでないとは言い切れないのだ。
ベーブ・ルースとは1920年代のアメリカで活躍したメジャーリーガー。Wikipediaによれば、最初にアメリカ野球殿堂入りを果たした五人の中の一人
世界の野球史に残るスーパーヒーローだ。

ジョー・ディマジオとこの人だけは、野球にまったく興味のない非常に女性的な私ですら、王と長嶋を知っているのと同じように知っていたくらいなのだから、そのすごさがうかがえるだろう。

『悲しい色やね』に出てくる「あんた」は、そのベーブ・ルースのような男かもしれないのだ。
屈強で超人並みの運動神経で、豪快に女をさらっていってしまうようなタイプの男。私はそんなやつなんてごめんだが、そういうのが好きな人にはたまらない魅力があるのだろう。
歌詞に登場する女は、そのベーブ・ルースのような男の中の男に「HOLD ME TIGHT」言いたいのかもしれないではないか。

だって、「俺のこと好きか?」なんて聞いてくる、夢しかないような男だなんて、相当テストロテンの分泌が激しそうではないか。アメリカ野球界が誇る伝説と同じくらい男らしい奴に決まっている。

以前はこの考えのせいで、ベーブ・ルースのことをひたすら検索することになってしまい、大変な思いをしたものだ。

昨日気になって困ったのが『やぎさんゆうびん』の歌詞である。

「白やぎさんからお手紙ついた 黒やぎさんたら読まずに食べた しかたがないのでお手紙かいた さっきの手紙のご用事なあに」
みんなが一度は思うことだろう(ぜひそうあってほしい)。黒やぎさんは人から来た手紙を食べてしまうくらい紙が好きなのに、よく「ご用事なあに」と書いた自分の手紙を食べてしまわなかったなあ、と。

好みの紙はそのやぎによって違うのだろうか?
それとも黒やぎさんは白やぎさんのお手紙でお腹が一杯になっていたのだろうか?

だが、お腹が一杯になるような手紙というのはいったいどのようなものなのだろう?
ずいぶん分厚いのではないのだろうか。

やぎにそんなものが書けるのか?そもそも会って話せばいいことなんじゃないか?
まあ、一つだけ確かなことは、やぎに生まれなくてよかったということだ。

紙なんかが主食じゃあたまったものではない。


Tuesday, November 29, 2011

またまた告知です。



12月11日(日)に五反田クラスAさんで撮影会があります。


偶然にも私はその日が誕生日です。この年では嬉しくもなんともないのですが、マネージャーにそこを強調して告知するように言われたので、一応知らせておきます。いわゆるアラサーですわよ。やんなっちゃうわよ。だからここのところ美容に命をかけているのね、私ったら。今気がついたわ。


どうでもいいことをごちゃごちゃと言ってしまいました。


興味のある方は、是非とも御参加ください。


クラスAさんのホームページはこちらから。


電話番号は090−2216−3992です。


ちなみに画像の猫は無関係ですのでお気になさらなずに。



昨日の撮影会に参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

何かのアレルギーで鼻水ずるずるの私ですみません。

写真のようなお土産もいただきました。感謝ですよ、まったく。

今回初めてiPhoneで撮った写真を載せてみましたが、それほど低画質じゃないんですねえ。

まあ、それはいいとして、来月もまた撮影会があります(これから告知します)。

そちらのほうもよろしくお願いします。

Tuesday, November 22, 2011

毎度のことですが




画像と内容は一切関係ありません。何かを企んでいるわけでもありません。


毎度のことですが、撮影会の告知をしたいと思います。


今週、11月27日(日)に、お世話になっている五反田のクラスAでさんで撮影会があります。年内は来月を含めあと二回を予定しています。


来年は免許取得のため忙しくなりそうなので、開催は未定です。


今のうちにふるって御参加ください!


詳細はこちらまで。



憎き人差し指


片手に五本もあると、どうしても指の中にも好きなものと嫌いなものが出てくるのは仕方のないことだと思う。私の場合、人差し指は一番よく使うくせに一番嫌いで、器用ではない薬指や中指はまあまあ気に入っている。
 
人差し指を嫌う理由はいくつもある。まず、その短さだ。私の人差し指は、中指や薬指とくらべてやたらと短いのだ。関節一つ分くらいは短いと思う。これは箸を持つにはあまり関係ないが、本を持つ時や、キーボードを打つ時にたまらなく不便なのだ。

本というものは手のひら以外では、主に人差し指、中指、薬指の三本によって支えられる。この時、人差し指が短いと、他の二本もそれに合わせようと不自然に曲げられることになる。特に中指には負荷がかかる。長時間そうしていると、手首が痛くなってきさえする。

キーボードの場合、一番ぱっと動く人差し指中心に打つため、あまりにも長さが違うと、どうしても他の指の出番が少なくなってしまう。曲げるのが面倒だし、もし第一関節を曲げてしまうと、指がふにゃっとなってしまい、力が入らない。この「ふにゃっ」ほど気持ち悪いものも滅多に無い。

本当はもっと他の指も使いたいのだ。なぜなら私の指は、人差し指以外相当の深爪なので、爪とキーボードが当たる嫌な音や、不愉快な感覚を味わわなくて済むからだ。

人差し指だとそうはいかない。どう手入れをしても、左右ともこの指だけは指の先の先まで爪がついたままで、それ以上短くなってはくれないのだ。他の指と違って、裏側から見た時も、爪の先を目で見ることができる。
これじゃあ、本当にまめに切ったり削ったりしなければ、キーボードに当たってしまう。ぞっとするような音を立てながら。
 
人差し指だけ深爪にすることができないのは、そもそも指が短いからである。きっと人差し指が短いものだから、体が勝手に他に合わせようとして、せめて爪だけは伸ばそう、としてしまうのだろう。それとも、しょっちゅうキーボードや色々なものにぶつかって、刺激を与えているからだろうか?
たぶん、どちらも原因になっているのだろう。

とにかく私は、こんな指に生まれてしまったことが悔しくてならない。
 手袋だって合わないのだ。そのうえ、男性的だというレッテルまで貼られる始末なのだから、たまったものではない。何の根拠があるのかは知らないが、人差し指が薬指より短い女性は男性的で、薬指が人差し指より短い男性は女性的なのだという説が、世間にはずいぶん浸透している。

ついでに私は親指もやたらと短い。おかげで手袋というものが気持ち悪くて仕方がない。不便極まりないミトンはもっと気持ちが悪い。
 
ともかく、このクソ人差し指があと五ミリ長ければ、きっとあらゆることがうまくいくのだ。
そんな馬鹿みたいな考えを抱かずにはいられない。

Wednesday, November 16, 2011

Gmarket

とにかく今は肌をきれいにすることに命をかけているので、この間も書いたのだが、潤いを与え、守るためにはどんな手間だって惜しまないようになった。
だが、手間は惜しまなくても、金はついつい惜しんでしまう。当然ではないか。金をかけるんだったら化粧品ではなく美容皮膚科につぎ込んだほうがよほど肌はきれいになる。

高級コスメはもちろん愛している。SK-II やコスメデコルテAQは値段に見合う効果を発揮してくれる。安いものとはやっぱり違う。だからこそ大切に、効果的に使いたいのだ。
そしてできれば安く手に入れたい。
それはどんなブランドだって同じだ。一円でも安く手に入るのなら、そっちの方法で入手したい。

Gmarketはそんな私にもってこいのサイトだ。それこそSK-IIなんかも、定価の半額以下で買えるのだ(もっとも、ここのブランドについては、まだこちらのサイトで買っていないので、本物かどうか定かではないのだけれど)。

買ったのは主に韓国の化粧品だ。
それがまた、気色悪いくらいに安いのだ。

たとえばこちらの美容液。


ちょっと高いサイトでは、60mlで八千円以上もするのに、Gmarketでは80ml千円くらいから売っている。

気持ち悪いだろう。怪しすぎるだろう。

だが、これにはからくりがある。

80mlというのは、実は4mlのサンプルサイズが20個という意味なのだ。普通サイズでも十分安くなっているのだが、サンプルサイズは本当に冗談みたいな値段だ。

韓国では、買った人に対してはサンプルをばかすか配るらしい。だから、サンプルがいくらでも出回っているのだろう。

同メーカーの他の商品も似たようなものだ。

たとえば、日本にも原宿や新宿にショップがあるSKIN FOODも、破格で買えるブランドの一つだ。

中でもスクラブは大人気商品で、店頭でも猛プッシュされていた。



日本定価では約千五百円なのだが、Gmarketだと三分の一以下の値段で買える。

よもぎパットや、シートマスクなんかも安い。六十枚で千七百円だなんて、正気の沙汰とは思えない。日本で買うと一枚百円くらいのものが(それでも安いと思うのだが)三十円やそこらで売られていたりもする。

しかも、ほとんどの商品が送料無料なのだ!たとえかかっても、二百円だとかそんなものなのだ。

それでもたいていが一週間ほどで到着するので、海外の通販サイトに時々あるみたいに何週間も待たされることも少ない(今のところはまだ)。

これは買わないわけにはいかない。

私は狂ったように買いまくった。シートマスクなんて、色々会わせると百二十枚くらいは買った。

十五種類ほど買って、使った金額は二万円ちょっと。その中には当然、シートマスク百二十枚も含まれているのだ。


商品はどんどん届いているが、今のところ偽物?と思える粗悪品にがっかりさせられずに済んでいる。


とにかく、ここのサイトを知らずに韓国コスメを買おうとする人がいたら、声を大にして止めて差し上げたい。


まあ、妙なものを掴まされても自己責任でしょうけれど。


そこらへんは私だって覚悟しているのだ。


Gmarketへはこちらから











Friday, November 11, 2011









実際のところ、肌がきれいかそうでないかなんて、自分以外はそれほど気にしてはいないのだと思う。

もちろん、あまりにも汚いとなると話は違ってくる。あくまでも、私のような何の変哲もない肌の持ち主の場合である。

昨日よりも今日のほうが調子がいいかどうかなんて滅多に気づかないだろうし、仮に気づいたとしても、まったくもって重要な問題ではない。

だが、本人にとっては、それが女性である場合とんでもない大問題で、もしも不調を指摘されたらちょっと無理をしてでもどうにかしようとするだろう。

まあ、人というのはよっぽど嫌いな人間でない限り、挨拶代わりに「調子よさそうだね」とか「悪そうだね」とか、「太った?」とか「痩せた?」とか、何かしら言ってみるものだ。特に変化がなかった場合でも、とりあえずは言ってみるものだ。

もっと言えば、本当は太っていたとしても、「痩せた?」と言ってあげる優しさがたいていの人にはあるので、何かが以前と違う場合(その人が前より良くなっていても、悪くなっていても)その優しさを発揮してしまったりもする。

前々から不思議に思っていたのだが、男性という生き物は、なぜ薄化粧の時ほど「今日は化粧が濃い」と言うのだろう?

なんだかいつもよりブスだな、と思った時、たいていの男性にはすっぴん信仰があり化粧が濃いほうがブスだと思っているので、「濃い」ということになるのだろうか。

それはいいとして、「太った?」でも、「肌の調子が悪い?」でも何でも、気なしに言った一言がひどく相手をしょんぼりさせてしまうことは多い。

反対に、有頂天にすることもまた多いものだ。

今日の私がそうだった。「肌の調子が良さそう」と言われ、すっかり気をよくしてしまった。

最近ものすごく気をつかっていたのだ。乾燥する季節になったからである。

そもそも私は乾燥肌ではないと思っていた。朝起きると鼻周りがぎとぎとしているし、粉をふくことも滅多にないからだ。

だが、どこかのサイトで肌のきれいな人が「絶対に乾燥をさせないようにしている」と言っていたのを見て、乾燥させないくらいであれだけ美肌になれるというのなら、ここはひとつ私も徹底的に乾燥と戦おうと決心したのだ。

化粧品はもちろんのこと、理美容家電をフル活用して保湿している。

心から家電を愛する私だから、ただ化粧品を塗るよりもテンションが上がるのだ。好きなものでケアをすると、エンドルフィンが分泌されて、ますます肌に良いような気がする。

化粧を落とす時、シートマスクをする時、必ずスチームを浴びる。眠る時もナイトスチーマーを隣に置く。保湿に割けそうな時間は、一秒たりとも無駄にしたくはない。

もったいないのは、パソコンの前にいる時だ。睡眠時間とまではいかないが、その半分くらいパソコンの前にいることはざらにある。その時間に保湿できないものか。

機械の近くだから、当然スチーマーは使えない。

いい方法はないものかと調べていたら、水を入れずに使える商品を発見したのだ。

それが、写真に写っている、卵のようなマシンである。

本当は二個セットではないのだが、一個だと片側ばかりが保湿されそうなので、左右分を買ったのだ。

大正解だった。肌もまあ、調子がいいし、何と言っても髪がさらっさらになるのだ。

マイナスイオンの、微かな微かな金属っぽい匂いもまたいい(マイナスイオンかはわからない。アイロンからも似たような匂いがするのだが)。

気休めかもしれないが、別にいいのだ。気分さえよければいいじゃないか。

病気は気から、美容も気から。

その隣にある携帯電話のようなものも、なかなかいい仕事をしてくれる。

実はこれ、こう見えて化粧水なのだ。

内側に化粧水をセットすると、すごく細かいミストが出る仕組みになっている。

これは持ち歩いて、「肌にいいことをしているな、私って」と自画自賛することで、脳内麻薬を分泌させようという魂胆なのだ。

だが、そもそもエンドルフィンが肌にいいのかは怪しい。いいという噂はあるが、眉唾物である。それに、あんまり楽しんでしまうと、他の物質も分泌されてしまいそうだ。

少なくとも、ドーパミンだとかアドレナリンは皮脂が増えそうなので、なるべく分泌させないほうが良さそうだ。

だが、そんな人生に何の意味があるというのだろう?

Monday, November 7, 2011

ミラノで撮った写真






Body Sushi



いやあ、楽しかったなあ。コスプレイベント!

かなり笑っていただけてので、本当に作って良かったわよ。

来年はミシュランコスプレなんかいいかもな。

だが、このヘンテコな寿司コスプレ、誰か他の人が着てくれないだろうか。

人が着ているところを写真に撮りたくてたまらない。


一命



ここでは、映画の『一命』を観た感想を私なりに語らせていただきます。

知らず知らずのうちに核心部分に触れてしまうかもしれないので、そういうのが嫌いな方は読まないでください。

あと、今の私は四錠のハルシオンで普段通りのテンションとはいえません。あんな雑魚でも量をこなせばまあまあになるのね。


それはともかく、何の前知識もなく、ただ誘われたので行ってみたのだが、これがなかなか興味深い内容だった。

あらすじは以下の通り(goo映画より引用)

戦国の世は終わり、平和が訪れたかのようにみえた江戸時代初頭、徳川の治世。その下では大名の御家取り潰しが相次ぎ、仕事も家もなくし生活に困った浪人たちの間で“狂言切腹”が流行していた。それは裕福な大名屋敷に押し掛け、庭先で切腹させてほしいと願い出ると、面倒を避けたい屋敷側から職や金銭がもらえるという都合のいいゆすりだった。そんなある日、名門・井伊家の門前に一人の侍が、切腹を願い出た。名は津雲半四郎(市川海老蔵)。家老・斎藤勘解由(役所広司)は、数ヶ月前にも同じように訪ねてきた若浪人・千々岩求女(瑛太)の、狂言切腹の顛末を語り始める。武士の命である刀を売り、竹光に変え、恥も外聞もなく切腹を願い出た若浪人の無様な最期を……。そして半四郎は、驚くべき真実を語り出すのだった……。


これだけではわからないから、早速核心部分を言ってしまおう。そうでないと進まない。

繰り返します。嫌な方は読まないでください。



つまりだ。半四郎は求女の義理の父親なのである。実年齢は五つしか離れていないが、親子なのである。

半四郎はメロドラマもびっくりの不幸な境遇だ。

まず、仕事がなく(ものすごく腕が立つにもかかわらず)、仕方なく傘張りの内職をしている。妻に先立たれた彼は、病弱な一人娘、美穂に愛情を注いでいた。ある日、親友の田尻が亡くなり、その忘れ形見の求女を育て始める。美穂と求女は恋仲になり、やがて結婚し、一児をもうける。だが、依然として仕事はなく、美穂も働けず、傘張りと求女が寺子屋で教えて稼いだ収入に一家は頼らなければならない。冬を迎え、美穂の病は悪化し、最悪なことに孫まで病気になってしまう。最後の手段として狂言切腹を選んだ求女。半次郎たちはそのことを知らず、求女の帰りを待つ。ひどい寒さと飢えにより、ついに孫は死んでしまう。悲しみに暮れる父娘の元に、更なる辛い出来事が。切腹した求女が無言の帰宅を遂げたのだ。ショックと衰弱で美穂も帰らぬ人に。

うーん、すごい。不幸、不幸のオンパレード。

貧乏、不幸描写があまりにもヘビーで、胃もたれならぬ不幸もたれしそうだった。
暗い話好きの私としてはべたべたな不幸や貧乏に思わずほくそ笑んでしまった。

だが、切腹シーンは素晴らしかった!冒頭からいきなり、何十分も続く長い切腹シーンを拝めるのだ!このシーンだけでも観たほうがいい(トイレに立つなら中盤の不幸シーンがおすすめだ)。切腹こそがこの映画最大の見せ場なのだから。何せ竹光だからなかなか刺さらないという設定なのよ。何度も何度もチャレンジはするんだけれど。
長く長く苦しんで、苦悶の声を上げ、血を滴らせ、それでもなかなか死ねない。
カンヌ映画祭に出品した時も、件のシーンに耐えきれず席を外す外国人が絶えなかったとか。

私は残酷シーンこそが大好物なので何の問題もない。血も、痛みも平気。だって、女の子だもん。
しかし男の子は観ていて辛かったことだろう。生理がないと娯楽が限られるのよね。レバーも苦手な人が多いし。
きっとそんな男性の一人だったのだろう。私たちの横にいたおっさんは。
彼は痛そうなシーンや、辛いシーンがスクリーンに映し出される度に、何度も何度も大きな嘆息をもらすのだ。最初、私は空調が壊れているのかと思ったが、そうではなかった。
ちょっと面白いとは思うのだけれど、せっかくの切腹シーンであの息は気が抜ける。
まあ、楽しませてもらいましたが。

楽しませてもらった点は他にもある。

海老蔵さんは失業した武士で、おまけに孫までいる。冴えない中年としか思えない設定だ。

だが、スクリーンの中での彼は、いいパパにもいいおじいちゃんにも、腕の立つ剣豪にも、復習に燃える鬼にも見えない。

チンピラにしか見えないのである。

そもそも『一命』に登場した大名家はそのまんま組事務所と言っていい。組長も若い衆もいるのだし。海老蔵さんはそこに乱入してきたヒットマンのように見える。ヤクザというには軽さを拭えない。チンピラ!そう、チンピラなのだ!

これほどチンピラを素晴らしく演じられる役者はハリウッドにも滅多にいないだろう。
どうですか?海老蔵さん、次回作はヤクザ映画か北野武さん映画に出られたら。

ハリウッドデビューもあり得るかもしれない。

何気に期待しているんですからね。